椿と柊の葉脈標本づくり(福岡市より)

植物の作品作りをしていると、『葉脈標本づくり』に関して質問を受けることが多く、はじめは『私はドライフラワーとして販売されているリーフを購入しています』などとお答えしていましたが、咲くやこの花館で開催したイベント『植物まるごとfesta』(2024年3月開催)の時に関わった日本分析化学専門学校の副校長先生と広報の先生が、葉脈標本づくりについて教えてくださったので、最近は質問をいただいたときには、しっかりと”作り方”を伝授させていただいております。

ただし劇薬指定の薬品を使用するため、記事で溶剤のお名前などをシェアすることは控えております。(薬局で購入できる薬品ですが、最近は取り扱いも減っているため、一般的には重曹やサンポールなどを使用する方法が一般的となっているようです。※ただしその方法だとほとんどうまくいきません。)

どうしても知りたい方は公式ラインのほうにお問い合わせくださいね!

さて、その方法をお伝えしたところ、実験を繰り返して、写真を送ってきてくださいました!

こういうのうれしいですよね。情報だけ受け取って、報告してくれない方もいらっしゃるので…(個人様の自由なので強要しない、できないところが悲しいところです。)

写真はこちらです。

最初はわたくしおススメの椿でやってみたようです。

少し葉肉が残っているようですが、うまく葉脈だけになっています。

ペラペラの繊細さがびっくりするようなぐらいで、乾かすとふわふわになります。これを更にキッチンハイターなどの漂白剤に漬けると、白くなります。

数日後、今度は柊で葉脈標本づくりをされたようです!

レベルが上がっています。

ご本人曰く、柊のほうが作りやすかったそうです!

葉のカタチ(鋸歯縁)ギザギザのカタチもくっきりきれいです。

写真を見たときの感激は、ここに書き記しておこうと思いました。

まとめ

様々な植物で遊んでみた結果もシェアしてもらえてとてもうれしいです。

画用紙などに貼って思い出として取っておかれるとまた楽しいですよね。

大きさや木の種類などによって分けておくのも楽しいですし。

私の情報をきっかけに、このように楽しむこと(趣味のようなもの)が増えた様子が見られてうれしいです。

ちなみに私の標本はこちらです。

椿の葉脈標本(2024年7月)
椿の葉脈標本(2024年7月)