銀座のザクロ(銀座一丁目奥野ビル)

1枚の写真をいただきました。(お写真ありがとうございます)

銀座といえば、私もかつて東京方面に住んでいたころは、都会!というイメージしかなく建物は多く、最新の街であるという認識でしたが、中には奥野ビルのように素敵な古いビルや建物の姿を残しているところもあります。

(もちろん、これは銀座に限った話ではないですね。よく見ると古い建物を大切に保存をされている様子は見られます。)

今回はこの古いビルの前に植えられた樹木。これはザクロだそうです。

いわゆるシンボルツリー。

ザクロの実が赤くなるのをみて、銀座の皆さんは季節を感じておられるようです。

皆さんの身の回りに、この花が咲いたら”春をかんじる”とか、季節を実感できるようなシンボルツリーはありますか?

緑化(社内にグリーンを)

あまり、植物のことをグリーンと呼ぶのはいろんな理由があって嫌なんですが…今日は社内グリーンの活動をご紹介します。

先日、会社内に緑が欲しくて『水草』を設置している、とお話してくださった方がいました!

会社に植物が育つ環境があれば是非社内で育てたらよいと思う!と私は大賛成であり、そして私が行っている社内の緑化活動も記事にしてみよう、と思いました。

(水草とても可愛かったので、写真をもらえばよかったと思いました)

社内に観葉植物をおいてみた

私がつとめている会社では、「社内に観葉植物を置きたい」という声が上がりました。デザイン会社に勤めているので、商品写真とりなどの時も、植物が背景になっていたりしたらきれいだし、なにより植物あるだけで、いい感じの空間になるやん??(関西弁)ということで…

まずはこの子。かった鉢のサイズが大きすぎたのでカバーのように使っていて、普段は中の植木鉢が見えないようにココヤシファイバーで隠すことにしました。写真はファイバー不使用です。

その後どんどん増えまして。

というか、どんどん増やしました。

植物あるあるかもしれませんが、どんどん増えますよね。

まずは、この後に社員が備品を買いに行ったホームセンターでもう一つ大きな鉢を購入してきました。

奥に見えている、大きな白い鉢皿にのせられているのが、あとから来た植物です。

手前の変わった葉模様の植物はコリウスです。緑と紫のコントラストがお花が咲いていなくても咲いているように鮮やかに見えるので、植物園でも花壇に並べて植えられていることもあります。事務所に来たばかりの時、枯れそうになったのですがそのあと、白い小さな花が咲き今はとっても元気です。

カラフルなミニ鉢(2.5号)に入っているのが多肉植物のハオルチアオブツーサです。咲くやこの花館出身です。

先ほど初めて設置したと書いた植物はエバーフレッシュ。一度、私が体調を崩して会社を数日休んでいる間に、葉ダニが大発生し、葉っぱがすべて枯れ落ちました。その時は会社のメンバーはなすすべなく、もう駄目なんだ…観葉植物って難しいね汗、と落ち込んでいましたが、植物って意外に強い。お薬使って一部生き残った葉を大切に世話している間に、今じゃ信じられないくらいの大きさに育っています。

高さも葉の茂り方も立派です。

コツは、重なり合い日が当たらない葉を作らないように程よく枝を切ってあげることです。エバーフレッシュは黄色のかわいいお花が咲くのですが、今年咲きません。

咲かなくてよかった…落ちたお花の掃除も結構大変なんです。

この子たちはそれほど大きくないのですが、左がハオルチアオブツーサ青竜の爪です(咲くやこの花館出身)。右は京都市西京区役所屋上出身の子宝草です。カイワレのように土の上に見えているのは、子宝草の葉の周りから落ちたこぼれ葉から成長したものです。どんどん増えるので見ていてとても面白いです。こだわりの鉢に入れて飾っています。

最後に、ベゴニア。

園芸大学の授業で、植物画を書く授業の時、小さな苗をいただいたのですが、元気がなくてもう無理かな~とあきらめていたのですが、枯れていく葉をしっかり積んで、お水も適度に挙げて話しかけていたら、かわいいお花がたくさん咲いてくれています。

背丈もどんどん高くなってきて、ベゴニアらしくなりました。

新しい葉は、日の光に当たるとキラキラとした質感でとてもきれいです。

ベゴニアの専門のお花屋さんが、東京の府中市にあります「花郷園」さんですが、名物社長がベゴニアの魅力を教えてくださったのですが、ベゴニアは品種も多く様々な葉模様や、花が楽しめます。

ベゴニアがとってもきれいに咲いているのは福岡市の動植物園(福岡市中央区平尾)でした。温室まるごとベゴニアで、真夏に花まっ盛りで見ごたえありました!

長々と、社内にある植物を紹介してしまいましたが、日々育てているのでかわいくてつい長くなってしまいました。

社内観葉植物の問題点

社内で観葉植物を育てようという場合私は問題点が2点あると思います。

  • コバエ
  • 長期休暇中の水やり

この2点ですが、コバエに関しては、解決策は

土を使わなくて済むハイドロカルチャーで育ちやすい植物を選ぶこと。

大型のハイドロカルチャーは私はあまりお勧めしません。土よりも育ちにくいような気がします。小型の観葉植物には適していると思います。根の様子が見えるのでガラスの器で育てることも多いです。(実は10年以上前にはまりました)

土によってはコバエの卵がもともとあって、またはたまたまいたコバエが、卵を産み付けて孵化することで大量発生することがあります。

湿度が高く風通しが悪い状態だと顕著に増え始めます。

会社の中って仕事するところですし、お客様が来たりするので、なるべく発生させたくないけど、もし湧いたときは観葉植物用の殺虫スプレーを用意しておいたり、木酢液などを土に直接流す(栄養にもなるそうなので万能ですね)方法も。

うちの事務所もコバエが発生しているので、土の表面にハイドロカルチャーを敷き詰めて今後に備えようかと思っています。

とりあえず、このような工夫も。

捕虫シート(Amazon)

植木鉢周辺に置いたら、朝になるとびっくりするくらいハエが捕獲されているので、画像は遠慮しておきます…

コツコツ駆除に有効です!

2点目の、水やりですが…

水切れでしおれても手遅れでなければ、しっかりお水を与えることによって復活は早いです。水のやりすぎの根腐れは取り返しつきませんが…

炎天下で数日なんてことになると、水を与えなければ確実にお亡くなりになりますが、室内で風通しの良いところでしたら、5日~7日くらいは大丈夫かな、と現状は思っています。(前回の夏休みは7日放置で大丈夫でした!

ただ、だれか近くの社員が様子を見に行った方がいいし、私なら旅行などに行っていなければ途中で見に行き、水をやります。

それぐらい、ペットと同じで大事にしないといけません。

そういう意味で、手間もかかりますが確実に部屋のイメージをよくしてくれるし、心理的にも何らかの効果を得られていることは間違いありません。「この子すごい大きくなったよね~」という会話が結構ありますのでコミュニケーションも取りやすくなりますね。

社内グリーン、やってみたいな~と思ってる方、強くお勧めします。

(枯れても落ち込まないようにしてくださいね。時にはからせてしまうこともありますので)

【植物を使ったアート】ボタニーペインティングやり方・手順や材料などを徹底解説!

植物を使ったアートをご紹介します。

今回はボタニーペインティングというアートがどんなものなのかを徹底解説?!いたします。

私が蓮の葉アートワークと称して咲くやこの花館で行っているのはこちらのアートです。(ボタニーペインティングとして募集していない理由は、単純に一般の方に分かりにくいからです。)

『ボタニーペインティングってFacebookやInstagramの広告で見たけどどんなアート?』

『わたしもやってみたい!』など、いろんな方がいらっしゃると思いますので、様々な視点からお伝えしていきたいと思います。

ボタニーペインティングとは?

ボタニーペインティングとは、蓮の葉やインド菩提樹の葉を、木のパネルに自由にレイアウトして、アクリル絵の具で色をつけて楽しむアートです。

ボタニーペインティングのやり方・材料は?

ボタニー蓮の葉

蓮の葉を?インド菩提樹を?と疑問ばかりが浮かびますよね。

使用する材料は主に、木のパネルと、アート用に加工された蓮の葉、インド菩提樹の葉、ゴムの木の葉、モンステラの葉です。

2024年に、カラテアルテアという葉が新加入いたしました。

さっそく、ボタニーペインティングのやり方や、手順を簡単に説明してみましょう!

手順1:蓮の葉などを木のパネルにレイアウトする

蓮の葉、インド菩提樹の葉を自由にレイアウトします。

ゴムの木の葉や、モンステラなどもバリエーションもあります。

手順2:葉をボンドでパネルに貼り付ける

蓮の葉にボンドを塗りパネルに張り付けます。

インド菩提樹とゴムの木の葉は、ボンドをスポンジでとり、そのままパネルに押し付けて貼り付けていきます。

手順3:色付けをする

ボンドが乾いたら、着色します。

蓮の葉のうえ、菩提樹の上、葉がない余白の部分など、いろんな場所に色んな方法で色を付けていきます。

筆やスポンジ、時には指を使って色付けを行います。

色に触れて、そして集中するのでセラピー的な効果が高く、とても癒されるアートです。

手順3:仕上げ

仕上げ材は基本的にはボタニーペインティング専用の仕上げ材を使用。

ボタニーペインティングには2種類の仕上げ材があります。

・ニス(通常のオリジナル仕上げ材)

葉の質感なんかも残したまま、ある程度の艶と強度を出すことができます。

・アート用レジン(月の雫)

こちらは結構粘度も低く操作しやすいレジンです。

紫外線ですばやく硬化します。

ただし日光の当たる場所で使用すると刷毛ワークの最中に硬化しだしますので注意が必要です。

操作性も良く、まったく黄ばみも感じません。

ボタニーペインティングはどんな人向け?

ボタニーペインティング

ボタニーペインティングはただ色をぬるだけではなく、小学校の図工の時間を思い出すような、工作的な要素があります。

ボンドを使用したり、葉を切ったりなど、童心に戻れるような作業が多いように思います。

単に蓮の葉を貼り付けるというよりも、ボンドを付けたときに乾燥していた蓮の葉がしっとりと柔らかくなり、パネルに張り付けたときにピタッとパネルと一体になっていく感覚を手のひらで感じたりできる感覚を愉しむアートでもあります。

自然が作り上げた葉の葉脈の美しさを肌で感じることのできるアートなので

・自然が好きな方

・工作やモノづくりが好きな方

・癒されたい方

・なにかに夢中になりたい方

などにおすすめのアートになります。

少し慣れてくると、アレンジができるようになりますので、自由度の高いアートで自分のオリジナルをつくるという意味では”挑戦”というキーワードもありかもしれませんね!

また、初心者でも簡単にそれなりの芸術作品を作れる!というのも魅力です。

どんなに不安になっても、結果は蓮の葉たちの形や葉脈が美しく空間を演出してくれます。

  • 絵心がない
  • 美術苦手だった

などの不安があっても大丈夫です。

どんな作品が作れる?

わたしは様々なものに蓮の葉などを貼り付けてアートしています。

一例としては

ティシュケース

お客様からワークショップのご要望があり制作したティッシュケースです。

ボタニーティッシュケース

木の箱

小箱

WASARA

和紙でできたお皿

wasara

クリアフレーム

ボタニーペインティングクリアパネル

葉のみを使用したアート

インド菩提樹やゴムの木の葉脈だけに色を付けてアートします。

葉のみのアート

色んな可能性のあるアートです!!

もとはすべて本物の植物です。それを乾燥させたり葉脈のみにしたものを使用したり、さまざまな工夫で楽しむことができます。

詳しく資格制度などを知りたい方は下記のホームページをご覧ください。

透かしホオズキ(提供・大阪市都島区)

ホオズキ

透かしホオズキをご提供いただきました。

薬品などで透かしを施す方法もあるそうですが、こちらは庭先でじっくりと虫さんに食べてもらったそうです。(表現がかわいいですね)

中の実も取ってくださったので、とってもきれいな状態でエレクトロフォーミングができそうです。

エレクトロフォーミングというのは私が植物を使用して作品を作っている際の技法でして、電気メッキで銅のメッキコーティングします。

(写真は、銅メッキするときの金具がついた写真です)

虫さんが食べていく様子もいつも観察されているそうです(うらやましい…私も観察してみたいですが。。。気が長くならないとだめですね)

真っ赤なホオズキ、都会ではあまり見かけませんが私が育ったところではそこかしこにありました。よく中の実をとって遊んだものです。今は人様のガーデニングで育てられていることが多いので取って遊ぶことはできないですね。

こうして提供いただけるのもありがたいです。ありがとうございます。

台南の街路樹

台南公園付近
台南公園付近

台南の街路樹のお写真をいただきました。ありがとうございます。

台南の台南公園付近だと思われます。

こちらの写真をいただいた後、台湾の街路樹とかどうなのかな~と思ってリサーチを開始したところ…

『日本の木はなんだかかわいそうなのが多いね!』と、やはり言われてしまいましたね。

グーグルマップで台南公園付近を旅してみましたが、やはりすごく生い茂って美しい樹形を描いていますね。

Googleマップストリートビューより(https://maps.app.goo.gl/juvLb59smhKLuUcf7

結構、台湾は暖かいのでよく育つっていうこともあるとは思いますが…それにしても茂っています。木陰が涼しそうですね。雨もよけることができそうです。

まとめ

こんな風にして各国の街路樹とか見てみたいですね。

外国に旅する方、良かったら海外の植物の写真も送っていただきたいです。お待ちしております。

椿と柊の葉脈標本づくり(福岡市より)

植物の作品作りをしていると、『葉脈標本づくり』に関して質問を受けることが多く、はじめは『私はドライフラワーとして販売されているリーフを購入しています』などとお答えしていましたが、咲くやこの花館で開催したイベント『植物まるごとfesta』(2024年3月開催)の時に関わった日本分析化学専門学校の副校長先生と広報の先生が、葉脈標本づくりについて教えてくださったので、最近は質問をいただいたときには、しっかりと”作り方”を伝授させていただいております。

ただし劇薬指定の薬品を使用するため、記事で溶剤のお名前などをシェアすることは控えております。(薬局で購入できる薬品ですが、最近は取り扱いも減っているため、一般的には重曹やサンポールなどを使用する方法が一般的となっているようです。※ただしその方法だとほとんどうまくいきません。)

どうしても知りたい方は公式ラインのほうにお問い合わせくださいね!

さて、その方法をお伝えしたところ、実験を繰り返して、写真を送ってきてくださいました!

こういうのうれしいですよね。情報だけ受け取って、報告してくれない方もいらっしゃるので…(個人様の自由なので強要しない、できないところが悲しいところです。)

写真はこちらです。

最初はわたくしおススメの椿でやってみたようです。

少し葉肉が残っているようですが、うまく葉脈だけになっています。

ペラペラの繊細さがびっくりするようなぐらいで、乾かすとふわふわになります。これを更にキッチンハイターなどの漂白剤に漬けると、白くなります。

数日後、今度は柊で葉脈標本づくりをされたようです!

レベルが上がっています。

ご本人曰く、柊のほうが作りやすかったそうです!

葉のカタチ(鋸歯縁)ギザギザのカタチもくっきりきれいです。

写真を見たときの感激は、ここに書き記しておこうと思いました。

まとめ

様々な植物で遊んでみた結果もシェアしてもらえてとてもうれしいです。

画用紙などに貼って思い出として取っておかれるとまた楽しいですよね。

大きさや木の種類などによって分けておくのも楽しいですし。

私の情報をきっかけに、このように楽しむこと(趣味のようなもの)が増えた様子が見られてうれしいです。

ちなみに私の標本はこちらです。

椿の葉脈標本(2024年7月)
椿の葉脈標本(2024年7月)